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2008年 03月 22日 灼熱のカオソーイ




名古屋市中区千代田三丁目 タイ料理"サワディーすみ芳"にて
 Canon EOS 30D
 Tamron SP AF17-50mm F2.8 XR DiII
 Adobe Camera Raw 4.4


名古屋・鶴舞のタイ料理店、"サワディーすみ芳"店内です。
店に入ると、タイ人のおばさんがニッコリ笑って「今日は何を食べるね?」と聞いてきます。
何だか、バンコクの定食屋に来たような気分です。
今日の名古屋は最高気温21.6℃、初夏の陽気だったため、カオソーイ@880円を頼みました。

カオソーイとは、タイ北部の都市チェンマイの名物で、ココナッツカレーベースの麺料理です。
麺の上に芸術的な形で乗っているのは揚げたバリそばです。
麺はタイビーフン"クイティオ"や中華麺が選べますが、この店のデフォルトは中華麺です。

カオソーイは別名カレーラーメンなどと呼ばれ、激辛料理と思われがちですが、デフォルトではそれほど辛くありません。
むしろ、ココナッツミルクがよく効いた柔らかな味です。
ゲーン・ペット、ゲーン・キョウワーンなどのタイカレーの辛さを予想していると肩すかしをくらいます。
しかし、味の個人主義が徹底したタイ料理のことですから、どれだけでも辛くすることができます。
辛いもの好きな私はもちろん、辛味のドーピングを行います。


ナムプラーに漬けた唐辛子です。
辛味ドーピングには、乾燥赤唐辛子より、ナムプラー漬唐辛子の方が効きます。
赤唐辛子や青唐辛子をナムプラーに浸しておくことで、辛味の主成分カプサイシンがじんわりと侵出し、乾燥唐辛子では得られない激しい辛さを味わうことができるのですね。

このナムプラー漬唐辛子は、デフォルトでは付属しません。
店の人にお願いすれば持ってきてくれますが、危険物といって良いほどの辛さなので、初めての方は、ごく微量から試してみた方がよいと思います。
入れすぎると、「辛い」というよりは「痛い」という感覚を持たれることと思います。

カオソーイに乗せたナムプラー漬唐辛子です。
これでも控えめな量ですが、辛さは相当なものです。
慣れない方はあまり真似をしない方がいいと思います。

完食後のカオソーイ。
あまり唐辛子の破片が残っていませんが、食べてしまったのですね。
これも真似をしない方がよいと思います。
世の中には、消化管穿孔という恐ろしい病気がありますから。


唐辛子の量がたいしたことないじゃないか、と思われる方もおいでかもしれません。
しかし、タイの唐辛子は小粒でも猛烈に辛いプリックヌーと呼ばれる種類です。
その辛さは10万~35万スコービルユニット、日本の唐辛子のざっと10倍です。
スコービルユニットというのは辛さの単位で、数値が大きいほど辛いことを示します。
スコービルユニットに関しては、以前下記のような駄文を書いていますので、興味のある方は御覧になってください。

 "Xylocopal's Weblog 2005/01/28 一味唐辛子はチリペッパーの夢を見るか?"
  http://xylocopal.exblog.jp/449469/

 "Xylocopal's Weblog 2005/08/05 赤唐辛子1600万スコーヴィル!!"
  http://xylocopal.exblog.jp/2416242/

今日食べたカオソーイは、ナムプラー漬唐辛子の量を控えめにしたので、たいへん美味しくいただけました。
自分で辛さの度合いを調整できるのはいいですね。
激辛大好きとはいえ、ものには限度があります。
いくら私が辛いもの好きだといっても、御器所・盛華の「特辛ラーメン」は二度と食べたくありません。
あれは、おそらく名古屋中で一番辛い食べ物だと思います。
思い出すだけで、お腹がシクシクと‥‥。^^
by xylocopal2 | 2008-03-22 20:20 | Favorites
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