人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Copyright © 2004-2010 Xylocopal All Rights Reserved
Top
2007年 09月 18日 猫撮りストロボ SUNPAK PZ42X




先月購入したTTLオートストロボ、SUNPAK PZ42X"です。
写真では、銀塩一眼レフ・EOS100QDに付けてありますが、もっぱらデジタル一眼レフ・EOS30Dで使っています。
"サンパック"というのは、サードパーティストロボベンダーとしては古参のひとつです。
私の高校時代、1970年代初頭から、実質主義ユーザの中では人気がありました。
同社の製品はコストパフォーマンス抜群なものが多く、私もストロボといえばサンパックばかり使ってきました。
サンパックの「安い」という伝統は現代にも受け継がれているようで、このPZ42Xも同クラスのTTLオートストロボの中ではかなり安いです。
2007年9月現在、15000円あたりが実売価格のようで、メーカー製純正ストロボに比べると競争力は非常に高いです。




Canon EOS 30D / Tamron SP AF28-75mm F2.8 XR Di / SUNPAK PZ42X
ISO200, Manual, F4.0, 1/250sec., WB:4500K


このストロボを買った理由は、7月末にうちにやってきたチビ猫を撮るためです。
猫撮り用に、"National PE-320S"という外部調光式オートストロボを持っていたのですが、何しろ製造後30年近くが経過したポンコツで、コンデンサーが完全に抜けていました。
チャージに30秒ほどかかるため、1回発光させると次発光までかなり待たされ、シャッターチャンスを逃すこともしばしばありました。
仕方がないので、SUNPAK PZ42Xを買ってきたわけです。
子猫はすぐに大きくなってしまいますからね。^^

SUNPAK PZ42X、その他の作例
 "Xylocopal's Photolog 2007/08/31 秋色ノリマキ"
  http://xylocopal2.exblog.jp/6844480/

 "Xylocopal's Photolog 2007/09/20 阿波踊り猫"
  http://xylocopal2.exblog.jp/7006029/

 "Xylocopal's Photolog 2007/10/30 箱入り猫"
  http://xylocopal2.exblog.jp/7288742/


1ヶ月ほど使ってみた印象は、「安いわりには使い物になる」でした。
あいかわらず、「安い」「早い」「美味い」という吉野家的サンパックの伝統は生きています。
TTLオートストロボを使うのは初めてだったのですが、外部調光式オートストロボと変わらない手軽さで使えますし、調光精度も優秀で、露出を外して失敗写真になったことはまずありません。
デフォルトでは、ややアンダー気味に調光されますから、ダイナミックレンジの狭いデジタルカメラでも安心して使えます。
ガイドナンバー42という出力も、日本家屋程度の天井高であれば、何とか使える範囲内です。
多灯調光などせず、シンプルに猫撮りストロボとして使う分には充分合格だと思います。

GN42ストロボとしては小型軽量なところも良いです。
300g以上の製品が多い中、PZ42Xは260gしかありません。
小型軽量大光量というのはサンパックの伝統です。
同社には、auto25SRというコンパクトサイズ大光量ストロボがあり、1980年代には人権侵害ストロボとして報道カメラマン御用達のベストセラーとなっていました。
欲を言えば、高速シャッター用のFP発光ができれば、ということになるのですが、さすがにこの価格ではちょっと無理のようです。





Canon EOS 30D / Tamron SP AF28-75mm F2.8 XR Di / SUNPAK PZ42X
ISO200, Manual, F4.0, 1/250sec., WB:4500K


ところで、室内で猫を撮るのはなかなか大変です。
あまり明るくない上、猫はじっとしていてくれませんから。
アヴェイラブルライト(その場にある明かり=環境光)の中、ISO感度を上げ、開放F値の明るい単焦点レンズで、絞りを開いて撮る、というのもひとつの方法です。
しかし、被写界深度が浅く、なかなかフォーカスが合わなかったりします。
どう頑張ってもシャッター速度は上がらず、手ブレ&被写体ブレオンパレードになったりします。

かといって、窓際の日当たりの良い場所で撮ると、猫の瞳が針のように細くなり、鋭い表情で写ってしまいます。
その点、バウンス光なら瞬間光なので「猫のつぶらな瞳」を丸いまま写し取ることができます。
楽をしながら、もっとも結果が良いのは、「オートストロボをバウンス光で使う方法」だと思います。

バウンス光というのは平たくいえば間接光です。
ストロボの光を天井や壁に当てて、その反射光で撮るのがバウンス撮影です。
光が部屋全体に柔らかく回るので見た目に近い自然な感じで写るのが特徴です。

一方、カメラ内蔵ストロボは直接光です。
発光部から被写体にまともに光が当たるため、強い陰影ができ、報道写真や証明写真のようになることが多く、あまり情緒のある結果が得られません。
かわいい猫なのに怖く写ってしまう、という原因の大半はカメラ内蔵ストロボにあります。


カメラ内蔵ストロボで撮った典型例です。
なんだか怖いですね。^^
被写体には光が当たっていますが、背景は真っ暗です。
生きた猫の場合は、目の奥に反射層があるため、緑や青に光ってしまうことも多いです。"典型的失敗例"

何より、ストロボ直射光ですから、猫の眼に優しくありません。何回もこれをやると、カメラを見るたびに猫が逃げ出すようになるので御注意ください。
一方こちらは同一条件で、バウンス光で撮った結果です。
上に比べ、はるかに自然で、見た目に近い結果になります。



いかにしてバウンス光、つまり拡散光を得るか?ですが、普通はストロボの光を天井に照射することが多いです。一般に「天井バウンス」、「天バン」と呼ばれる方法で、左の写真のように、ストロボ発光部を真上に向けて、天井めがけて光を照射します。壁やタペストリーなどに当ててもいいのですが、天井バウンスの方がはるかに簡単です。

天井バウンスの考え方は、「天井に瞬間的な巨大電球を作る」ということです。
1/1000sec.~1/10000sec.ほどのごく短い瞬間に、非常に明るい照明器具を天井に設置する、と考えてください。既設の蛍光灯や白熱灯照明と同じ位置に光源ができるため、見た目が今までと同じ、つまり不自然になりません。

それに対して壁バウンスは、壁に「瞬間的巨大電球」を作ることになるため、陰影の予測が難しく、不自然になることがときどきあります。これを避けるため、大型ストロボやスタジオ用ストロボには"モデリングライト"と呼ばれる陰影確認専用の小光量光源が付いていることが多いです。クリップオンストロボでも高級品の中にはモデリングライト機能を持ったものがあります。このPZ42Xは価格が価格なので、もちろん付いていませんが。

一般にストロボ撮影の際のレンズフードは御法度ですが、バウンス光の場合はあってもかまいません。むしろ付けた方がよいでしょう。光源ははるか上方になりますから、フードでストロボ光が蹴られることもありませんし、余分な光はカットした方がいいです。
縦位置フレームの場合は、左のように発光部を回転させ、天井を向くようにするだけでOKです。この方向にヘッドが回らないストロボでは縦位置バウンス撮影ができません。廉価版オートストロボの中には、発光部の上下首振りだけで左右首振りができないものがありますから、購入の際には注意してください。

バウンス光による撮影では、蛍光灯照明、白熱灯照明などの環境光によるホワイトバランスの影響はほとんどありませんが、反射させる天井や壁の色は非常に影響します。赤っぽい色の天井であれば暖かい色味が付きますし、青っぽい色の天井であれば寒々とした色味に写ります。また、明るい色の天井であれば効果が大きくなり、黒っぽい天井であれば効果が少なくなります。



先に「SUNPAK PZ42Xは安い割にはそこそこ使える」と書きました。
たしかに、アクセサリーシューに取り付けて、発光部を真上に向けて撮れば、フルオートモードであろうが、絞り優先AEモードであろうが、一応のバウンス撮影が簡単にできます。
しかし、デジタル一眼レフ初心者が使いこなすにはなかなか敷居が高いです。
その理由は、取説があまり初心者向けではないからです。^^

取説自体はそこそこの分厚さがあるのですが、これは8ヶ国語対応のためで、各国語あてには7~8ページほどの分量しか説明が記されていません。
その説明も機能紹介がほとんどで、どのような設定にしたら、うまく撮れるかが書かれていないのです。
外部調光式オートストロボの経験者を前提としたマニュアルですね、これは。

普段、絞り優先AEやシャッタースピード優先AEで撮影している中級者の方でも、クリップオンオートストロボを初めて使う方にとっては、どのモードでどのような設定で撮るのがベターなのかは、このマニュアルだけでは雲をつかむような感触かと思います。
そこで、以下に、一番シンプル確実な使い方を書いておくことにします。
これは、窓際逆光デイライトシンクロなどの高級ワザではなく、家の中にいる猫を自然に撮るためだけの簡単設定です。
とはいえ、ある程度外光が入っている場所でも使える応用範囲の広い方法です。



SUNPAK PZ42Xの一番簡単な使い方

カメラを、Canon EOS 30Dと仮定した場合、まず以下のような設定にします。

---------------------------------------------------
カメラ側設定
 モード:マニュアル
 感度:ISO400
 ホワイトバランス:5200K(色温度直接指定) or 太陽光 ※部屋の色に合わせること
 絞り:F2.8
 シャッタースピード:1/250sec. (Kiss X2などでは1/200sec.)

ストロボ側設定
 焦点距離表示モード:DIGITAL 
 調光モード:TTL
 ズームモード:マニュアル16mm
 EV+/EV-:必要に応じて
---------------------------------------------------

カメラの動作モードはマニュアルにします。
フルオート、プログラムAE、シャッター速度優先AE、絞り優先AEなどは使いません。
「一番簡単な使い方」と書きながら、AEを使わないなんて、お前は馬鹿じゃないのか?と思われるかもしれません。しかし、調光はカメラかストロボかどちらか一方にまかせた方がコントロールが簡単なんです。それに、マニュアルは外部調光式オートストロボでは一番当たり前のモードです。外光式オートストロボ経験者であれば違和感がないと思います。

これは、露出をストロボまかせにして、カメラ側では一切の調光を行わないモードです。
カメラはレリーズボタンが押されたら、問答無用でF2.8に絞り、1/250sec.でシャッターを切ります。同時にストロボは発光を開始し、カメラから「今これぐらいの明るさだよ」という情報をもらいます。充分な光量に達したとストロボが判断すれば、発光を停止します。すべての判断はストロボ任せです。カメラは測光情報をストロボに送りますが、自分からは露出を制御しません。ストロボのチャージが間に合わなかった場合には、当然ながら真っ暗の写真が写ります。室内でストロボ光なし、ISO400、F2.8、1/250sec.で撮るのは暗すぎますから。

調光はストロボ側で管理しますから、操作は非常にシンプルになります。
調光補正、つまり露出補正はすべてストロボ側で行い、カメラ側で補正する必要はありません。
撮影結果が暗かったらストロボ側補正ボタンをプラスします。
撮影結果がオーバー気味だったらストロボ側補正ボタンをマイナスにします。
カメラ側の露出補正ボタンや調光補正ボタンを操作する必要がなく、ストロボ側操作だけで調光が完結するため、ストロボ初心者の方にも理解しやすい方法だと思います。

ISO感度設定は、ぶっちゃけ何でもいいです。
こう書くと、お前はまた嘘ばかり書いて、とんでもない野郎だ、と思われるかもしれませんが、まぁ、深く追求しないように。^^
ISO100であろうがISO1600であろうが、ストロボはカメラから感度情報や絞り値情報をもらい、それに合わせて発光量を調整します。
だから、調光可能範囲内であれば、一応ちゃんと写るはずです。

ISO感度の高低で変わるのは、ストロボ発光量です。
ISO100などの場合は「ドカーン」と大光量を焚き、ISO1600の場合は「ピコッ」と小光量を焚くわけですね。
ISO100設定はノイズ面で有利になる代わりに、天井が高かったり、広いエリアを撮った場合には、絶対光量が不足する場合があります。
チャージ時間も長くなります。
一方、ISO1600設定はノイズバリバリですが、光量不足にはなりづらくチャージ時間も短くなります。
というわけで、何でもいいとはいっても、ISO200~800あたりが一番使いやすいと思います。


ホワイトバランスは決まるまでがなかなか難しいです。
RAWで撮るのでない限り、ぶっちゃけ何でもいいというわけにはいきません。
直接照射の場合は、ホワイトバランスをストロボモードにすれば大体合いますが、バウンス光の場合は、天井色、壁色、家具調度色などに左右されるため、一筋縄ではいきません。
オートホワイトバランスがまともに使える部屋というのは少なく、むしろ、固定ホワイトバランスを使った方が好結果が得られることが多いと思います。

色温度指定できるカメラの場合は、色温度をメモしたコピー紙を何枚か試し撮りし、一番ナチュラルな色になるものを選べばOKです。
バウンス光で白紙マニュアルホワイトバランスをとるのも良いと思います。
我が家の場合、LDKでは4000K、寝室では5200Kがベストということになりました。
4000Kというのは蛍光灯マーク付近、5200Kというのは太陽光マーク付近の色温度です。

いったん決まってしまえば、後は楽です。
この部屋ならこのホワイトバランスを使う、と決めておけばいいわけですから。
色温度直接指定ができないカメラの場合は、太陽マーク、曇マーク、蛍光灯マーク、白熱球マークなどになるわけですが、微調整可能な場合もあります。
EOS Kiss X2の場合は、"ホワイトバランス補正(WB+/-)"で色温度の微調整を行います。

なお、この場合のホワイトバランスは、天井や壁の色に左右される光の話であって、照明器具の話ではないので注意してください。
この部屋の照明器具は蛍光灯だから蛍光灯モード、白熱球だから白熱球モード、というわけではありません。
暖色系の部屋なら白熱球マーク、寒色系の部屋なら晴天~曇天マークといったところでしょうか。


絞りは好きな値を使ってください。
とはいえ、あまり絞り込むと、発光間隔が長くなりますし、場合によっては調光可能範囲を外れたアンダー写真になります。
間接光ではあっても、猫はストロボ光に驚きますから、発光量を抑えるため、絞りは開いた方が猫に嫌われません。
F5.6時の発光量はF4時の2倍、F2.8時の4倍になります。
やはり、F2.8~4というあたりが使いやすいのではないでしょうか。
もちろん、レンズが明るければ、F1.4 or F2.0などでもOKです。
F2.0あたりで撮れば発光量も少なく、猫に嫌われることも少ないと思います。

シャッタースピードは、そのカメラがストロボシンクロできる最高速度を使います。
EOS30Dの場合、1/250sec.です。
最高速度を使うのは、できるだけ手ブレ、被写体ブレを防ぐためです。

オートストロボの発光時間は1/500sec.~1/30000sec.といわれています。
シャッターが全開になっている間に、点灯~消灯を完了できれば良いわけですから、ストロボに同期できるシャッター速度であれば、ぶっちゃけ何でもいいわけです。
1/250sec.であろうが、1/30sec.であろうが、結果はあまり変わりません。
1/250sec.と1/30sec.では、背景の明るさが変わりますが、夜間室内であれば、ほとんど同じような結果になります。
ただ、動体の場合は、低速シャッターだと被写体ブレしますから、できるだけ高速シャッターを使った方が良いでしょう。


次にストロボ側設定です。
まず、左上に35mmとDGITALの設定切換があります。これは、右下のズーム焦点距離を135判にするか、APS-Cの1.5~1.6倍にするかだけの表示切換です。DIGITALと書いてありますが、フルサイズイメージセンサーカメラでは35mm側で使うことになります。ぶっちゃけ、どっちで撮っても大丈夫です。^^

調光モードはTTL固定でOKです。
TTLというのは、レンズを通ってきた光を測るという意味です。外部調光式オートストロボの場合は、ストロボ発光部の下にあるセンサーで光量を測ります。レンズを通ってきた光ではなく、外部センサーによる測光のため、かなりアバウトな画角の光になります。

これに対して、TTL調光では、ファインダーで見たとおりの部分そのもので調光決定するので、より正確な調光が期待できます。EOS30Dで200mmレンズを使うと320mm相当の望遠レンズになるのですが、まったく問題なく調光できました。TTLというものはたいしたものです。

調光補正はストロボ側で行います。
MODEボタンでEV+/-を選択し、SELボタンで補正量を決めます。
撮影後、LCDで確認した際に、暗いなと感じたときはプラス補正します。最初は0.5EV+から。+0.5EVでも足りなければ、+1.0EV、+1.5EVと補正量を増やしていきます。
逆に、明るすぎるな、と思った際には-0.5EV、-1.0EV、-1.5EVとマイナス補正します。この調光補正値は電源をON/OFFするたびにリセットされますから、御注意ください。
最大値に補正しても暗すぎたり明るすぎたりする場合は、カメラ側の調光補正が中央値になっていない、つまりプラス補正やマイナス補正にずれていることがありますから、一度確認してみてください。
アンダーな写真ばかりの時は、絶対光量不足ですから、絞りを開く、ISO感度を上げる、などしてみてください。

ストロボのズーム切換は、普段はマニュアルで最広角側にしておけばいいです。
ズーム切換というのは、直射光照射の場合の光束切換です。
ズームストロボと呼ばれるものは、ワイド時には広範囲に届くようワイドな光を発光し、望遠レンズ時には遠くに届くように収束した光を発光するようになっています。
オートズームというのは、カメラ側から焦点距離情報を受け取ることで、ストロボ発光部を前後させ、最適な照射角に設定する機能です。

焦点切換は直接照射時専用の機能であって、バウンス時には無関係のように思えますが、実はけっこう変わります。
これは最広角側で撮ったもの。
全体に光が回った柔らかいライティングになっています。

一方、こちらは最望遠側にして撮ったもの。
直射光に比べれば、はるかに柔らかい陰影ですが、上に比べると、より明暗がはっきりした立体的なライティングになっています。被写体や環境によっては、こちらの方がより雰囲気のある写真にすることができます。


ストロボ光を当てる位置、つまり瞬間的な巨大電球を作る位置は、左図のとおり、被写体とカメラの中間あたりです。カメラ側、つまり図の右の方に当てると、直接光に近いライティングとなります。被写体より奥、つまり図の左側に当てると、やや逆光気味の陰影が付いた立体的なライティングになり、質感表現に向きます。

上の図では、左写真の左側ぐらいのヘッドの傾きにして描かれていますが、猫を撮る場合は近接撮影が多いため、このままではうまくいかないことがあります。被写体より奥に瞬間巨大電球ができてしまい、手前暗がりになることがあるのです。何だか手前が暗いな、と思ったときには、写真右側のように、撮影者の真上バウンスしてみてください。"Xylocopal's Photolog : 外光式オートストロボ National PE-320S"で紹介している「名刺法」を使うのもひとつの手です。
縦位置撮影で猫が前方斜め下にいる場合のヘッドの向きは、こんな形になります。SUNPAK PZ42Xは120度右まで回転させることができるため、シャッターボタンを上にして縦位置撮影する人には使いやすいストロボです。
SUNPAK PZ42Xは左のように、発光部を後ろに向けることもできるため、後に明るい色の壁があれば大光量のフラットライトが得られます。
ただし、後ろの壁が被写体に近い場合には、直射光に近いダイレクトな陰影になりますので注意してください。



なんだか、「ぶっちゃけ何でもいいです」がやたらと多いエントリになってしまいました。^^
まぁ、オートストロボというのは、それぐらい気軽に使えるものです。
絞りやシャッター速度のことをあまり考えなくても、ストロボが露出を決めてくれるので、とてもお手軽、撮影に集中できます。
バウンス可能なストロボであれば、ストロボ特有の嫌な影ともおさらばです。
室内猫撮りで、うまく撮れなくて困っている方、ストロボバウンス撮影は楽ですよ。

下の写真はオマケです。
撮影パラメータは上の方にある写真と同じです。
色が赤っぽいのは撮影者の個人的趣味です。実際はもう少しナチュラルです。
モデルの猫は、2007年4月(推定)生まれの女の子、名前はノリマキです。
猫好きの方、お楽しみください。^^











 踊る猫ノリマキさんの公式ウェブサイト
  "Dancing Cat Norimaki's Website"
   http://www.dancing-norimaki.com/
by xylocopal2 | 2007-09-18 00:11 | Hardware
<< 色褪せた桃色の扉 季節の花 サルスベリ >>


Copyright © 2004-2010 Xylocopal All Rights Reserved