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2005年 07月 28日 名古屋麺屋横丁(パチモン昭和30年代横丁)



Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/15sec., W/B:Auto


"名古屋麺屋横丁"に行ってきました。
名古屋・栄の"SUNSHINE SAKAE"2Fにあるラーメンテーマパークです。
"Xylocopal's Photolog 2005-06-18"の2枚目と3枚目に写っている観覧車の付いたビルがサンシャイン栄です。

全国の有名ラーメン屋7店が、しのぎを削るラーメン横丁ですが、同時に、昭和30年代の街並を再現したテーマパークになっています。
平日の昼下がりだというのに、けっこう賑わっていました。

これはエントランスです。
このあたりは、一応現代風です。
左上と右下に見える、エビ天風の金シャチがラーメンドンブリに頭を突っ込んでいるのがシンボルマークのようです。







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/15sec., W/B:5200K


入口には交番があり、地図の掲示板が立っています。
カップルさんが、どの店に入ろうかと相談しているところです。
交番の中には両津巡査がいたりはしません。彼は昭和50年代のキャラクターですからね。
全体の雰囲気は、そろそろ昭和30年代風になってきます。







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/20sec., W/B:5200K


交番から前に進むと広場に出ます。
右手に「コーチン座」という映画館が、左手に「テーラー尾張子」という店があります。
いずれも看板だけで、映画が見られたり、背広を縫っていたりはしません。
真ん中に走っているのは、チンチン電車の軌道です。

おじさんは、昭和31年生まれですから、昭和30年代の風景については完璧に分かります。
分かった上で言うと、ところどころ昭和40年代、昭和20年代が混じっています。
まぁ、いいんですけどね。入場無料だから。^^







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/8sec., W/B:5200K


右手にあるのが「ラーメン神社」です。
御祭神として、「ラーメン神 鯱龍」が祀られています。
なんのこたぁない、シンボルマークのエビ天もどきシャチがドンブリに頭を突っ込んでいる3Dモデルがあるだけなんですけどね。^^

左には、チンチン電車の車庫があります。
この電車のカラーリングは名古屋の市電ですね。
おじさんが高校2年生のときまで現役で走っていました。
通学に使っていましたよ。^^







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/10sec., W/B:5200K


市電の前には、赤ポストがあります。
懐かしいですねぇ。^^
当時のナゾナゾで、「道の真ん中で真っ赤な顔して、大きな口を開けて突っ立ってるもん、なぁーんだ?」というのがありましたが、現代では通用しませんね。^^

このポストが現役の頃は、郵便番号システムなんてなかったですね。
封書10円、ハガキ5円ってのが昭和30年代の相場でした。







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/20sec., W/B:5200K


ラーメン屋さんは、こんな感じで、あちこちにあります。
右は博多ラーメンの店、中央は東京・世田谷のラーメン屋さんですね。

おじさん、昭和38年頃は世田谷区喜多見に住んでました。
ちょうど、このラーメン屋さんみたいな鎧張りの黒コールタール塗り外壁の長屋に住んでました。
呼出電話、銭湯の世界ですね。
当時の東京は下水道普及率が悪く、自前の風呂を持っている家庭は少なかったような気がします。

当時の喜多見は(今でもか?)とんでもない大田舎で、田んぼだらけの場所でした。
本当に都内か?23区内か?というような場所でした。
六郷用水で泳いだり、ザリガニ捕ったりしましたね。
冬になると、高さ2cmぐらいの霜柱ができました。







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/30sec., W/B:5200K


おじさんが、一番昭和30年代的だと感心した路地裏です。
あの頃は、意味もなくドラム缶や灯油缶が道ばたに積んであったものです。
木製電信柱といい、メンフラの看板といい、空き部屋ありますの看板といい、なかなかディティールが凝っています。
昭和31年~38年までは渋谷区原宿竹下町に住んでましたが、こんな雰囲気の路地裏がたくさんありましたね。
今の原宿竹下通りからは想像するのも無理ですが。







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/15sec., W/B:5200K


路地裏の看板類です。
ボーリング場は昭和30年代からあったと思いますが、ブームになるほど流行ったのは昭和40年以降ですね。
看板の赤サビは人工的に作り出したものですが、実に上手にできてます。まるで本物です。
陰知気堂の看板も、ネーミングが秀逸です。^^







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/20sec., W/B:5200K


右手に見えるのは、「歌声喫茶 ひばり」です。
昭和30年代というと、美空ひばりの全盛期ですね。
それほど好きではないですが、あの太くたくましい声を聞くと、タイムスリップしてしまいます。
ああいう声の歌手って、ひばりさん以来出てこないですね。

歌声喫茶というと、60年安保の頃は、ロシア民謡やインターナショナルなんかを唄っていた左翼系の喫茶店が多かったようです。
おじさんが大学生だった、1970年代後半は大学紛争は終わっていましたが、うちの学校にはゲバ文字をデカデカと並べた大きな立て看板がいくつも立っており、雰囲気だけは残っていましたね。
ゼミのコンパでは大声でインターナショナルの合唱などしたものです。^^
「起~て~、飢えたる者~よ 今~ぞ日は近し~」って。
本気で唄っている者はいなかったと思います。^^
5歳ぐらい上の世代だと、本気で歌った人も多いでしょうね。







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/15sec., W/B:5200K


館内便所です。
見事なレトロ調ドアですが、中に入ると小綺麗な現代風のトイレです。
電信柱の右下にあるのは、立ち小便防止用の「便所の神様」でしょうか。
こういう小さなお社が、電信柱のそばによくありました。
その後、単に鳥居マークを壁に書くだけになったようですが、効果は薄れたみたいです。
昭和30年代は、立ち小便し放題の時代だったですね。^^







Canon EOS 10D / TAMRON SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
ISO400, F4.5, 1/15sec., W/B:5200K


この商店街、「チャルメラ商店街」というのだそうです。
タイル貼りのタバコ屋さん、なかなか雰囲気です。
専売公社時代のタバコ屋の雰囲気ですね。

左に見えるのは街頭テレビのパチモンです。
昭和30年代は、街頭テレビはほとんどなくなっていたはずです。
おじさんの記憶にはないですね。
館内にミニ放送局があり、そこでプログラムを流しているようです。
ラーメンの歌というのが、いつもかかっていて、超昭和30年代風なんですが、細かい部分が明らかにリメークされたものを感じさせました。
なかなか、良いアレンジで、パッと聞くと昭和30年代風音楽です。
何回も聞いていると覚えてしまいそうでした。^^



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by xylocopal2 | 2005-07-28 15:09 | Scenery of the City
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