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2007年 02月 28日 早春の公園にて








名古屋市昭和区にて
 FUJICA ST605II
 FUJINON 55mm F1.8
 Konica Minolta Centuria Super 100
 EPSON GT-X750
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by xylocopal2 | 2007-02-28 17:41 | Light and Shadow
2007年 02月 27日 M42マウント用接写リング




名古屋市内自宅にて
 Canon EOS 30D
 Voigtländer Color-Ultron 50mm F1.8 + Extension Ring


一昨日撮ったボケの右上のツボミが開きました。
M42マウント用接写リングが届いたので、EOS30Dにカラーウルトロンを付けて撮ってみました。
接写リングというのは、最短撮影距離を短くするための古典的接写ツールです。
中間リング、延長リング、エクステンションリング、エクステンションチューブなどと呼ばれるとおり、カメラとレンズの間に装着し、ありえないほどヘリコイドを繰り出した状態を作ります。
長さの異なる3点セットで売られることが多く、今回入手したものも、7mm、14mm、28mmの3種類が入っていました。





接写リングは、それぞれ単独でも使いますが、組み合わせても使えます。
上の写真では、3連結で49mmの長さにしています。
これ以上伸ばしたいときは、ベローズ(蛇腹)ユニットを使うことになります。

接写リングは、基本的にドンガラの筒で、ガラスのレンズは入っていません。
そのため、クローズアップレンズより画質的には優位ですが、長さが長くなるほど露出倍数がかかるようになります。
つまり、長いリングを使うほど、絞りを開けるか、シャッタースピードを遅くする必要があります。
とはいっても、現代のTTL露出計内蔵カメラを使っている限りは無問題です。
露出倍数を計算する必要があるのは、外光式露出計や単独露出計を使う場合などです。

各リングの最短撮影距離で撮ってみました。
サンプルのデイジーの直径は30mmほどです。
左上がリングなし、最短撮影距離45cmからの写真です。





3連結で等倍+αぐらいまで接写できるようです。
このときのワーキングディスタンスは、1~2cmです。
レンズ自身の影が被写体にかかり、そろそろ別光源の必要性を感じます。
3連結で撮ったものを、いつものサイズで下に上げました。




Canon EOS 30D / Voigtländer Color-Ultron 50mm F1.8 + Extension Ring


今回購入したのは、VEB Pentacon製の接写リングです。
森山農園にて、2000円なり。
一応、自動絞り対応です。
銀塩M42カメラでは接写をするつもりはなく、マウントアダプター経由で使うことになるため、自動絞り非対応でも良かったのですが、来たものは自動絞り対応リングでした。

カラーウルトロンやスーパータクマーあたりの切れのいいレンズで、ここまで近寄れるのは楽しいです。
普段使いには、14mm一本でもいいですね。
14mmあたりは手持ちでも撮影できますし。
28mm以上になると、手持ちは苦しいです。
3連結になると、被写界深度が極度に薄くなるため、三脚+マクロスライダーが欲しくなります。
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by xylocopal2 | 2007-02-27 17:48 | Hardware
2007年 02月 26日 2月のサクラ




名古屋市東区高岳にて
 Canon EOS 30D
 Canon EF 70-200mm F4L USM


名古屋で一番早く開花することで有名な、高岳のオオカンザクラです。
そろそろ一輪か二輪、気の早いのが咲いた頃かな?と思いながら偵察に行ってみると、すでに三分咲きでした。
まいったなぁ、もう。
ここのオオカンザクラ、例年は3月2週の開花が普通です。
今年は何でも早いなぁ。
早咲きの種類とはいえ、2月に桜を撮ったのは初めてじゃないだろうか。
今週末には花見ができそうな気配でした。
場所は、地下鉄桜通線高岳駅から徒歩1分、高岳郵便局を目指せばすぐに分かります。













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by xylocopal2 | 2007-02-26 17:19 | Flowers & Plants
2007年 02月 25日 ボケの花が咲いたよ




名古屋市内 自宅にて
 Canon EOS 30D
 FUJINON 55mm F1.8


ボケの花が咲きました。
庭の片隅にある小さなボケの木なのですが、大半はまだツボミで、咲いたのは3~4輪です。
このボケは我が家の標準木で、ボケが咲いてから正確に2週間経つと隣のソメイヨシノが咲くことになっています。
うちのソメイヨシノが咲く頃、公園などでも桜が咲き始めます。
例年、庭のボケが咲くのは3月中旬ですから、ずいぶん早いですね。
今年の花見のピークは、名古屋付近では3月中旬~下旬になりそうです。
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by xylocopal2 | 2007-02-25 16:33 | Seasons
2007年 02月 24日 沈丁花の花が咲いたよ












名古屋市昭和区塩付通にて
 Canon EOS 30D
 Canon EF 35mm F2
 TAMRON SP AF90mm F2.8 Di Macro


毎年、3月10日~15日ぐらいに満開となる近所の沈丁花です。
香りを感じて探してみたら、やはり咲いていました。
もう八分咲ぐらいになっています。

それにしても、早い開花です。
2週間ほど前倒しで季節が進んでいるようです。
川原神社の亀は例年3月上旬に冬眠から目覚めるんですが、今年はもう泳いでいる奴が何匹かいました。
デジカメを使うようになってから10年以上になりますが、こうした季節ごとのできごとがタイムスタンプ付で残るのは、比較をする上でとても便利です。
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by xylocopal2 | 2007-02-24 18:57 | Flowers & Plants
2007年 02月 23日 ノリタケ発祥地にて




















名古屋市西区則武新町「ノリタケの森」にて
 Ihagee Dresden Exakta Varex IIa
 Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2
 Konica Minolta Centuria Super 100
 EPSON GT-X750


名古屋市西区のノリタケの森です。
ここのギャラリーでは、しばしばマイナー系の写真展が開かれることがあり、以前から時々訪れていました。

立ち並ぶ赤レンガの建物は、ノリタケの元工場です。
ノリタケチャイナが発祥したのは、この場所でした。
100年前には、黒光りする窯戸から多くの輸出用陶磁器が運び出される光景が見られたことでしょう。

今回撮影に使ったのは下のカメラ。
エキザクタ(エクサクタ)という旧東ドイツ製一眼レフです。





製造されたのは、1958年。
古めかしく見えますが、意外に新しく、東京タワーと同い年です。
現代の一眼レフの直系の御先祖様ですが、操作系はかなり変わっており、左巻き上げ、左レリーズです。
その他の操作も唯我独尊で、大ゲルマニア魂をいたるところで感じることができます。
近いうちにレポート上げます。


--------------
2007/03/01 追記
エキザクタ・ヴァレックスIIaの使用レポートを下記に上げました。

 Xylocopal's Photolog 2007/03/01 "元祖一眼レフ Ihagee Exakta Varex IIa"
  http://xylocopal2.exblog.jp/5631566/
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by xylocopal2 | 2007-02-23 20:42 | Old Buildings
2007年 02月 22日 白梅畑にて








名古屋市瑞穂区清水ヶ丘にて
 Canon EOS 30D
 Canon EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM +PL
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by xylocopal2 | 2007-02-22 18:49 | Flowers & Plants
2007年 02月 21日 ランチタイムのナディアパーク












名古屋市中区ナディアパークにて
 Canon EOS 30D
 TAMRON SP AF17-50mm F2.8 XR DiII
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by xylocopal2 | 2007-02-21 18:47 | Snap
2007年 02月 20日 A day in Sun Light








名古屋市西区則武新町にて
 Ihagee Dresden Exakta Varex IIa
 Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2
 Konica Minolta Centuria Super 100
 EPSON GT-X750
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by xylocopal2 | 2007-02-20 19:45 | Seasons
2007年 02月 20日 50mmレンズ 近接描写F4勝負 Part.1




手持ちの50mm/55mmレンズです。
EFマウントが2本、M42マウントが12本あります。
50mm/55mmというのは、135判フォーマットの標準レンズですが、個人的には非常に愛着のある使いやすい焦点距離で、その上、M42マウントの50mm/55mmレンズは安価なため、あっという間に増殖しました。
これら14本のレンズを同一カメラに付け、同一被写体を撮影し、描写傾向を調べてみることにしました。
エントリーしたレンズは下記のとおりです。


Canon EF 50mm F1.4 USM

現行モデルですが、設計は古いレンズです。
発売されたのは14年前の1993年。EFマウントレンズとしては第2世代ぐらいのレンズですが、描写傾向はMF時代のNew FD 50mm F1.4にそっくりです。私は、New FD 50mm F1.4を長い間使ったので、EF 50mm F1.4を初めて使ったときには大いに既視感がありました。
両者のスペックは、外寸と重量以外は、6群7枚のエレメント構成、絞り枚数、最短撮影距離、最大撮影倍率など、すべて同じです。おそらく、基本設計は1979年から変わっていないだろうと思います。

APS-C機で使うと、明るいポートレートレンズとして有用です。暗所で人間を撮る際には絶大な威力を発揮します。開放はさすがにアマアマですが、F2あたりから実用になります。F2の実写例は下にあります。

 Xylocopal's Photolog : 大野えり Jazz Vocal Live
  http://xylocopal2.exblog.jp/3928773/


SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

このレンズも、基本設計はそれほど新しくないと思われます。
EX DGの発売が2004年、デジタル未対応のEXの発売が1998年、EXになる前のものは1990年代初頭から存在したような記憶があります。
エレメント構成は、9群10枚。
今回テストしたレンズの中では群を抜く枚数の多さです。
このレンズとテッサー以外は、4群6枚、5群6枚、6群7枚などのダブルガウス系レンズばかりです。

試用レポート
 Xylocopal's Photolog : SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG Report
  http://xylocopal2.exblog.jp/4093480/


CHINON AUTO CHINON 50mm F1.9

ここから下は、すべてM42スクリューマウントレンズです。
このレンズは、長野県茅野市に本拠を置いたチノンのもの。チノンレンズの多くが富岡光学製であったことを考えると、このレンズも富岡光学製の可能性が高いです。富岡光学は特にヤシカと関係が深く、二眼レフ時代のトリローザから、コンタックス時代のCarl Zeiss銘レンズにいたるまで、富岡光学製レンズは、いずれも優秀なレンズとして知られています。

このレンズには、絞りのAUTO/MANUAL切換スイッチは付いていないので、マウントアダプタを介して利用する際には、必ずツバ付きのもの、つまり、常時絞り押しピンを押す構造のアダプタを使う必要があります。


REVUE AUTO REVUENON 50mm F1.9

上のAUTO CHINON 50/1.9と同じレンズです。多少デザインが異なりますが、光学系はおそらく同一です。解像力もコントラストもローコストなりですが、なかなか端正な描写で、不思議と印象に残る、味わい深いレンズです。

インプレッション
 Xylocopal's Photolog : 秋の色
  http://xylocopal2.exblog.jp/4897459/


Asahi Opt. Co., Super-Takumar 50mm F1.4 Model 1

ずっしりと持ち重りがする、通称「8枚玉」スーパータクマーです。
スーパータクマー50mm/F1.4には、前期型と後期型がありますが、これは前期型Model1です。後期型Model2のエレメント構成が6群7枚であるのに対し、Model1では6群8枚となっています。
また、Model2には放射性物質であるトリウムが硝材として使われているのに対し、Model1にはトリウムが使われていません。そのため、Model1には放射線による黄変がほとんど見られません。
この個体は、中古カメラ市のジャンク箱から救出してきたレンズですが、非常に写りが良く、なぜジャンク箱に入っていたのかよく分からない謎のレンズです。

試用レポート
 Xylocopal's Photolog : 8枚玉のスーパータクマー
   http://xylocopal2.exblog.jp/4746741/


Asahi Opt. Co., Super-Takumar 50mm F1.4 Model 2

後期型のスーパータクマー50/1.4です。
中古市場で見かけるスーパータクマー50/1.4は、ほとんどがこの後期型Model2です。Model1が8枚玉構成であるのに対し、こちらはコンベンショナルな7枚玉構成です。
スーパータクマー50/1.4 Model2は、硝材にトリウムが使われていることで知られています。その放射線量はおそらく全レンズ中トップクラスで、自然界放射線量の約100倍。ほとんどの個体が高速中性子によるガラスのブラウニング現象のため濃い黄褐色に変色しています。このレンズを付けてファインダーを覗くと、思わず「うっ!」と唸るほど黄色い視界が広がります。

放射線量実測レポート
 Xylocopal's Photolog : 放射能レンズ ガンマ線量実測
  http://xylocopal2.exblog.jp/4803677/


YASHICA AUTO YASHINON DX 50mm F1.7

このレンズも、中古カメラ市のジャンク箱から拾ってきたもの。
1960年代のヤシカ製レンズで、おそらくは富岡光学製と思われます。
非常に外観が美しいレンズで、クロームメッキに輝く前枠が何とも粋です。このかっこよさにしびれて拾ってきたようなものです。現代のレンズであれば、不要反射を防ぐ意味から、このあたりをクロームメッキにすることはほとんどないでしょう。

このレンズ、後玉の突出ぶりも素晴らしく、無限遠にすると、絞り押しピンより後ろに後玉が出っ張ります。いかにもミラーと干渉しそうですが、実際、Bessaflex TMでは、無限遠だとミラーが当たります。かなり、ボディを選ぶレンズです。

インプレッション
 Xylocopal's Photolog : とってもジャンクなオートヤシノンDX 50mm F1.7
  http://xylocopal2.exblog.jp/4640136/


YASHICA AUTO YASHINON DS-M 50mm F1.4

上のDXより少しだけ新しいヤシカ製レンズです。
大柄なレンズで、持ってみると、ずっしりとした重さが伝わってきます。
確証はありませんが、富岡光学製レンズだと思います。お前は、ヤシカ系レンズは何が何でも富岡光学製にしたいのか?というわけではないのですが、右インフ(無限遠)右開放の鏡胴デザインは富岡光学製レンズの典型的特徴なのです。
富岡光学は、京セラの子会社、京セラオプテックの前身で、ヤシカ製CONTAXのツァイスレンズを作っていたことで知られています。

このレンズ、トリウム含有の放射能レンズと思われます。ガンマ線量実測の結果、スーパータクマー50mm/F1.4 Model2に次ぐ高い線量を確認しました。自然界放射線量のざっと40~50倍。SMC Takumar 55mm/F1.8より多い数値でした。


Voigtländer Color-Ultron 50mm F1.8

1970年代に作られた、シンガポールローライ製レンズです。
Carl Zeiss Planar 50mm F1.8Flash Ifbagon 50mm F1.8と同一光学系を持つ三兄弟のひとつです。
ローライ、フォクトレンダー、カール・ツァイスの血脈が複雑に混じり合ったレンズで、中身はプラナーなのかウルトロンなのか判然としません。
しかし、混血の子供は美しい、という古諺のとおり、非常にみずみずしく、生命感あふれる鮮やかな描写をします。今回エントリーしたレンズの中では、実写の印象がずば抜けて素晴らしいレンズです。

紹介&インプレッション
 Xylocopal's Photolog : 腐っても鯛なカラーウルトロン
  http://xylocopal2.exblog.jp/4797347/


Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50mm F1.8

東ドイツ・イエナ市原産のレンズです。
ツァイスのダブルガウスタイプ標準レンズには、Biotar 58mm F2があったのですが、それと入れ替わりに登場したのがパンコラーです。大雑把に分けると、クローム鏡胴の第一世代、縞々ゼブラの第二世代、黒鏡胴の第三世代となります。光学的には新しくなるほど良いわけですが、私は断然縞々ゼブラの第二世代を偏愛するものであります。
1960年代を象徴するようなシャープでイカス、美しい縞模様です。バウハウスデザイン直系の機能美でしょうか。この時代は各社ともゼブラレンズを作ったのですが、イエナ製が一番かっこよく見えます。私は、こうしたデザインを見ると、脳内に"The Fifth Dimension"が歌う"Aquarius - Let the Sunshine In"が鳴り響き、判断停止状態になってしまうのです。

試用レポート
 Xylocopal's Photolog : 縞々ゼブラなパンコラー
  http://xylocopal2.exblog.jp/4672457/


Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8

テッサーというレンズは、1902年に発明されて以来100年をすぎた今なお第一線にある非常に長命なレンズです。使ってみると分かりますが、とにかく破綻しない、安心のレンズですね。これが付いていれば、最低限まともな写真が撮れるという。

戦前のテッサー、戦後の東独製テッサー、西独製テッサーなど過去に様々なテッサーを使ったことがありますが、私が一番好きなのは、戦後東独時代のテッサーです。西独製テッサーはどうも極端に硬くて、被写体を選びます。それに対して、東独製テッサーは適度な柔らかさがあり、人物を撮っても違和感がありません。この縞々ゼブラのテッサーも東独製らしくバランスのとれた描写をします。

Tessar偏愛記
 Xylocopal's Photolog : Tessar on my mind
  http://xylocopal2.exblog.jp/4314500/


Pentacon auto 50mm F1.8

プラクチカの標準レンズであったペンタコンオートです。
オリジナルは、Meyer Görlitz Oreston 50mm F1.8
よく、「マイヤーのレンズは甘いやー」などと言われ、私が過去に使ったTrioplan 50mm F3.5あたりも、どうやってもピントが甘く、なるほどアメーヤーと思ったものですが、これは甘くはないです。ちゃんと写ります。

最大の特徴は、最短撮影距離が33cmと短いことです。こんなに寄れる標準レンズは珍しいです。ほとんどが45cm、1.5feetどまりですから。東独製50mmレンズはいずれも最短撮影距離が短く、パンコラー/テッサーも35cmまで寄れます。こうした寄れる50mmレンズを、APS-Cデジタル一眼レフに付けると、寄れるポートレートレンズになり、なかなか面白いです。


Asahi Opt. Co., SMC Takumar 55mm F1.8

高校時代に買ったレンズです。
Pentax SPFとともに、名古屋今池・松屋カメラで入手しました。SPF本体は売ってしまったのに、何故かレンズだけが残っています。

すでに評価の定まった名レンズですが、これも放射線を出すトリウムレンズです。スーパータクマー50mm/F1.4ほどではありませんが、その1/3程度、自然界放射線量の30倍という値を示します。大量に出回っているため、中古価格は非常に安く、3000円ほどからあります。放射能レンズに興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。値段からは信じられないほどの素晴らしい描写をします。M42マウントレンズ入門にも向いています。


FUJIFILM FUJINON 55mm F1.8

開放F値1.8のレンズとは思えない立派な鏡胴です。鏡胴デザインは、EBC FUJINON 55mm F1.8と同じながら、EBC銘がない謎のレンズです。EBCコーティングなしのモデルかもしれませんし、EBCコーティングが施されているにもかかわらず、無銘レンズなのかもしれません。

M42マウントといっても、FUJICA独自の開放測光に対応した絞り連動爪が付いているため、最後までねじ込めないボディがあります。マウントアダプタの場合は、ほぼ全滅でしょう。この場合、無限遠にピントが来ず、せいぜい3mあたりまでの中近距離専用レンズになります。また、絞りのAUTO<=>MANUAL切換レバーや強制絞り込みレバーがないので、常時絞りピンを押すマウントアダプタでないと、絞ることができません。

インプレッション
 Xylocopal's Photolog : 正体不明のFUJINON 55mm F1.8
  http://xylocopal2.exblog.jp/5297045/




紹介した14本のレンズを使って、同一被写体を撮ってみました。
撮影は右の写真のようなセットで行いました。
カメラは、Canon EOS 30D。
APS-Cサイズイメージセンサーデジタル一眼レフですから、50mmレンズの画角は1.6倍の80mm相当になります。
ポートレートレンズ近接撮影勝負です。
M42マウントレンズは、常時ピン押しタイプのマウントアダプタを介して取り付けています。

被写体は撮影条件を揃えやすい人工光源下の近接物体。
例によって、写真も撮れる骨董品、コダック・レチナを2台、色温度6500Kの蛍光灯の下に置きました。
左側の黒いものが、"Kodak Retina Type 117"、1934年製。
右のシルバーのものが、"Kodak Retina I Type 010"、1947年製。
被写体のフォーカスポイントまでの距離は55cmです。

撮影はマニュアル露出、マニュアルフォーカスで行いました。
ホワイトバランスは白紙ワンショット取込法。
白紙撮影レンズは、「カラーバランスはISO推奨値とほぼ一致」を謳う、Canon EF 50mm F1.4 USM。
以下の写真は、EF 50mm F1.4 USMを基準とした相対的色空間で見ていることになります。

撮影データは下記のとおりです。
 ISO:100、F:4.0、SS:1/13sec.、WB:Manual

絞りをF4に固定したのは、自分が一番よく使う絞り値だからというだけの理由です。
マニュアル露出のため、露出補正という概念はありません。
どのレンズも、F4に絞り、機械的に1/13sec.でシャッターを切っているだけです。
アンダー/オーバーがあるとすれば、純粋にレンズ側の光学的要因によるものと思われます。
下の方に、それぞれの写真のヒストグラムも併せて掲載してあります。

MFのレンズが多いので、AFのレンズもそれに合わせ、MFで撮っています。
フォーカスは右のカメラのシャッタースピードリング、"250"の文字に合わせてあります。
合わせたつもりですが、EOS30Dのスヌケに近いマット面、寄る年波、老眼のため、微妙に前ピンだったり後ピンだったりしています。
正確な撮影にならなくて残念ですが、すでにセットを片付けてしまい、再現性がなく、どうしようもありません。
どうか、勘案しながら見てください。

掲載写真は、ノーレタッチ、ノートリミング。
縮小~文字入れのみ。
アンシャープマスクさえかけていないので、エッジが弱い画像になっています。
普段であれば、半径1pixel、25%ほどのアンシャープマスクをかけますので、もっとエッジが立った写真になるはずです。





















下に並べたのが上の写真のヒストグラムです。
シャドウが締まっているか?中間調が豊富か?などが分かります。
Auto Yashinon DX 50mm/F1.7のように、シャドウの左側が大きく空いているものは、明らかに黒が浮いた眠い画像になります。
Pentacon auto 50/1.8は、-0.5EV程度の露出補正が必要なトーンです。F4に合わせたものの、実際にはF3.5程度にしか絞れていないような気がします。
逆に、Tessar 50/2.8は、+0.5EV程度の露出補正が必要なトーンです。F4.5程度まで絞っているように見えます。
55mmの2本は、シャドウの締まりが良さそうに見えますが、明らかに画角が違うので、一律に比較できません。





以下は、あくまでも参考数値です。
上記JPEG画像のファイルサイズを大きい順に並べてみました。
----------------------------------------------------
107,364KB Canon EF 50mm F1.4 USM
106,817KB Auto Yashinon DS-M 50mm F1.4
104,675KB Voigtländer Color-Ultron 50mm F1.8
103,774KB Super-Takumar 50mm F1.4 7el
103,748KB SIGMA Macro 50mm F2.8 EX DG
102,851KB Super-Takumar 50mm F1.4 8el
102,327KB Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50mm F1.8
100,440KB Pentacon auto 50mm F1.8
99,150KB Fujinon 55mm F1.8
98,140KB Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8
97,389KB Auto Yashinon DX 50mm F1.7
97,194KB Auto Revuenon 50mm F1.9
97,006KB Auto Chinon 50mm F1.9
93,983KB SMC Takumar 55mm F1.8
----------------------------------------------------

JPEG画像では、同一圧縮率/同一圧縮アルゴリズムであれば、空間周波数が高い、すなわち情報量の多い画像ほど、ファイルサイズが大きくなるという特徴があります。
誤解を恐れず、思いっきり簡単に言えば、レンズのシャープネスが高く、細かい部分まで解像しており、周辺部分も流れていない、輪郭成分が多い画像ほど、ファイルサイズが大きくなるということです。
ファイルサイズは上記画像の文字入れ前のもの、つまりオリジナル画像を単純縮小しただけのものを、Adobe Photoshop CSの70画質でJPEG化した際の数値です。
文字数が多い方がファイルサイズが大きくなることを回避しています。

ただし、同じ50mmレンズといっても、画角が微妙に異なる上、フォーカスも前ピン後ピンがあるので、厳密な比較にはなりません。
ピント位置いかんによって、情報量が上下し、順位が逆転する可能性は充分あります。
また、50mmレンズと55mmレンズでは、同列に比較できません。
やや焦点距離が長い、55mmの方がファイルサイズは小さくなるのは当たり前ですから。


 "50mmレンズ 近接描写F4勝負 Part.2"に続く


なお、それぞれのレンズで撮影した原寸大写真は下記にあります。
ディティールまで、しっかりと見てみたい、という方は御利用ください。

 原寸大(3504×2336pixels)サンプル写真
  http://www.imagegateway.net/a?i=41wibZxnTo
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by xylocopal2 | 2007-02-20 00:23 | Hardware


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