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2008年 06月 01日 Canon Lens 50mm F1.4 for M39/L


Lマウント、M39マウントなどと呼ばれるバルナックライカ用レンズは非常にたくさんの種類があります。
Leitz社純正のものから、ドイツ製、ソ連製、イギリス製、フランス製、アメリカ製、中国製など、その幅広さはM42より多いほどです。
日本製のLマウントレンズもニッコール、フジノン、ヘキサノン、ロッコールなどたくさんあります。
その中のひとつ、"Canon Lens 50mm F1.4 II"を買ってみました。


このレンズ、1959年製造のものです。
私が3歳のときのレンズですね。
キヤノンのレンジファインダーカメラ、"Canon P (Populaire)""Canon 7"の標準レンズとして売られたようです。
大雑把なスペックは下記のとおりです。

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  発売: 1959年(昭和34年)8月
  発売時価格: 18,500円
  レンズ構成: 4群6枚
  絞り羽根枚数: 9枚
  最短撮影距離: 1m
  フィルター径: 48mm
  重量: 246g
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コーティングはアンバー系の単層コーティング。
マルチコーティングに比べると、さすがに透明度が悪い印象です。



白銀と黒のコンビネーションボディです。
なかなか美しいデザインです。
無限遠ストッパー兼指がかりがある一方で、フォーカシングリングは太く、どちらでも楽にフォーカシングができます。
後玉にも美しいコーティングがなされ、全体に非常に丁寧に作られたレンズといった印象があります。





このレンズ、絞り形状が独特です。
円形絞りといえるのは、開放とF8以上です。
常用域であるF2.8~F5.6の形状はなかなか凄まじいです。
このレンズを3段ぐらい絞って点光源を撮ると、ダビデの星、それも六芒星ならぬ九芒星が現れそうで楽しみです。





新旧キヤノン製50mm/F1.4レンズ揃い踏みの図です。
手放してしまった、NFD 50mm/F1.4があれば4世代揃い踏みができたのにと残念でなりません。
左は今回のLマウントのもの。
中央はCanonflexの標準レンズであったRマウントのもの。
右は現行EFマウントのもの。
多少パースを付けて大きさを誇張している部分はあるものの、同じ50mm/F1.4でどうしてこれほどサイズが違うのか?
おそらく、光学系だけならLマウントのものほどの大きさなのだろうと思います。
それに自動絞りなどの機構を付加するとRマウントのサイズとなり、AE/AF機能を付けるとEFマウントのサイズになるのだろうと思います。



試写画像 #1

何だか猛烈に古くさいトーンです。
コントラストが悪く、色も出ていません。
1930年代のノンコートレンズの味わいです。
レンズ云々より、被写体の選び方に問題があるわけですが。^^
シャープネスは充分ですね。
線が細く繊細な描写です。


Zorki-4
Canon Lens 50mm F1.4
Konica Minolta Centuria Super 100
EPSON GT-X750

試写画像 #2

何も言うことはありません。
試写用/作例用画像としてふさわしくないもの撮った私が悪いのです。^^


Zorki-4
Canon Lens 50mm F1.4
Konica Minolta Centuria Super 100
EPSON GT-X750

試写画像 #3

モノクロになると一転してやさしいトーンで好ましいですね。
シャドウの締まりがゆるいレンズですが、それが悪い印象になっていません。


Zorki-4
Canon Lens 50mm F1.4
ILFORD XP2 Super 400
EPSON GT-X750



試写画像 #4

モノクロポートレートになると、ますます好ましいですね。
モデルになってくれたYさんのイメージと重なって、とても優しく良い描写に思えます。^^
条件的には厳しい逆光撮影ですが、外光から受けるフレアも意外に少ないです。


Zorki-4
Canon Lens 50mm F1.4
ILFORD XP2 Super 400
EPSON GT-X750


このレンズ、某所で5000円で買いました。
キズ、クモリ、カビ、バルサム剥がれ、コーティング剥がれ、一切なし。
充分に美品のレベルです。
おそらく、値付けを誤ったのだろうと思っています。^^
この値段なら、何も文句はありません。
コントラストが眠く、シャドウの締まりはほとんんどないユルユルのレンズですが、モノクロポートレートなど用途を限れば良いレンズです。
太くゴツい線で描写しないので、ポートレートには一層向いていますね。
万能レンズではありませんが、安く見かけたら買ってみるのも悪くはないと思います。
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by xylocopal2 | 2008-06-01 00:40 | Hardware
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