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2008年 05月 22日 サボテン開花/定点観察




Canon EOS 30D
Tamron SP AF90mm F2.8 Di Macro


数日前から蕾がふくらんでいたサボテンが開花しました。
直径40mmぐらい。
小さなサボテンにしては大きな花です。
ほのかに色づいた黄紅色がなんとも可憐です。

このサボテン、15年ほど前に、某内科医院の院内旅行のお土産としてもらったものです。
サボテンの名産地、"伊豆シャボテン公園"で買ったものだとか。
もちろん、院長のYがこんな可愛いものをくれるわけもなく、プレゼントしてくれたのは看護婦さんたちです。

このサボテン、「青嵐丸」だか「青龍丸」だかの品種名が有ったはずなんですが、忘れてしまいました。
長生きしてくれて嬉しいのですが、何も世話をせず放置状態のためか、花をつけるのは2~3年に一度です。
ここ2~3年は開花していなかったので、今年あたりは!と思っていたところ、5月に入った頃から花芽がニョキニョキ伸びてきました。


昨日朝の蕾です。
先端が赤紫色に色づいてきました。
一両日中に開花の気配濃厚です。

今朝9時頃の蕾です。
今にもパックリ割れて開花しそうです。

こうなるとやることはひとつしかありません。
そう、開花状況の定点観察です。^^

定点観察セットです。
補助光なしのアベイラブルライトで撮る場合、こんなセットが簡単でお勧めです。

カメラは、できるだけガッチリした三脚に乗せ、シャッターはケーブルレリーズでぶれないよう切ります。なぜ、三脚なのかは後述します。^^

サボテンは窓際の明るい場所に置きます。
この位置の場合、若干手前暗がりになるので、レフ板でシャドウを起こします。

レフ板、というと聞こえはいいですが、ただの白ボール紙です。A4インクジェット紙のパッケージに入っていた、ダータの白ボール紙。これで必要充分、劇的に効きます。あるとないとでは大変な違いです。

私はこの白ボール紙でホワイトバランスも取ってしまいます。蛍光染料の入っていない測色的にニュートラルな設定チャートでなければ駄目だ、という方が時々いますが95%は大丈夫です。オートホワイトバランスより、よほどたしかな色味再現が期待できます。

レフ板を支えているのは、ウスターソースのペットボトルです。キッコーマンがいい、カゴメがいい、いやイカリこそが一番だ、など諸説ありますが、私はブルドッグソースを愛用しています。

奥にいる猫はオプションです。必ずしも必要というわけではありません。花びらを引っ張ったり、レフ板をひっくり返したり、レリーズケーブルにじゃれたり、悪いことばかりするので、初心者のうちは猫なしで撮った方が安全です。

観察開始から20分ほどで、花びらが開き始めました。もう五分咲きですね。

サボテンの仲間である"月下美人"がそうであるように、サボテンの開花も非常に早いです。セッティングをもたくさしていると、いつの間にかフルブルームということがありますから、充分気をつけてください。

八分咲きです。
上の写真から、わずか10分でこうなります。中央の淡い赤紫色が何ともいえず美しいです。

完全に開ききったサボテンの花です。
ここまで来るのに、わずか50分。本当に油断がなりません。

撮った写真をGIFアニメにしてみました。
実は、これがやりたくて、三脚撮りしていたようなわけです。^^



GIFアニメ作成には、"Giam"というフリーウェアを使いました。
Photoshop CS3単体でもGIFアニメーション作成は可能なのですが、一度試したら二度とやりたくはないと思える煩雑さです。
GIFアニメ作成などは、こうした優れた単機能フリーウェアを使った方がよほどエレガントというものです。

倍サイズ(300×450pixel)のGIFアニメも作ってみました。お楽しみください。^^

 GIF Animation Large Version (820KB)


by xylocopal2 | 2008-05-22 19:34 | Flowers & Plants
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