Canon EOS 30D / Tamron SP AF90mm F2.8 Di Macro ISO100, Av-0.3EV, F5.6, 1/5sec., WB:Manual Canon EOS 30D / Tamron SP AF90mm F2.8 Di Macro ISO100, Av -0.7EV, F8.0, 1/2sec., WB:Manual 山形県寒河江市より、サクランボの王様「佐藤錦」が届きました。 佐藤錦といえば、コメでいえばササニシキ、コシヒカリに相当するブランドチェリーです。 私はブランド信仰はあまりないのですが、これはたしかに美味いです。 果物は甘いだけじゃ駄目、適度な酸味があってこそナンボのもの、というのが持論なのですが、佐藤錦の甘味と酸味のバランスは素晴らしいです。 充分甘いんですが、その甘さを引き立てるようなピリッとした酸味が効いており、みずみずしい果肉とあいまって、たまらなく美味しいです。 5~6年前から、毎年この季節に送ってもらうのですが、六月の楽しみのひとつになりました。 今日のNHKのニュースを見ていたら、佐藤錦の品評会というのをやっていました。 高価なものは1kgあたり15000円で取引されるそうです。 もちろん、そんな高いものは買えません。 500gぐらいのパックで3000円程度のものを頼んでいます。 これで充分美味いです。 楽天市場あたりでも簡単に入手できます。 お勧めですよ。たかがサクランボという考え方が変わること請け合いです。^^ これが、佐藤錦撮影の現場です。 私の部屋のPCとディスプレイの間にライトボックスを置いています。 ライトボックスの下にはスキャナがあります。 お手軽ミニスタジオですね。 カメラとPCはUSBケーブルで結び、PCのHDDにダイレクト記録しています。 "EOS Utility"を使っていますが、すぐに結果をみることができ、とても便利です。 おかげで、上のサクランボの写真、ノーレタッチですよ。 ライトボックスの威力は充分知っていたのですが、結構高価で買うには至りませんでした。 このタイプのものだと、ケンコー製で1万円ほどします。 ところが、今年の春あたりから、一挙に値下がりしました。 私が買ったのは、LOAS DCA-070 というもので、3255円(税込送料込)でした。 これは安いと思って、先月入手しました。 ブツ撮りの場合は、いかに面光源を得るかがキーポイントになります。 ライトをディフューズせずに、そのまま当てると、点として写り込み、非常に具合が悪いのです。 そのため、ライトの前にパラフィン紙を何枚か重ねて光を拡散するという方法が昔から行われてきました。 商業写真のプロが三畳ほどもある巨大なディフューズボックスを使うのは、すべて面光源を作るためです。 一般的なブツ撮りの現場です。 カメラは、4x5のテクニカルタイプのものです。 右上に見えるのが小型ディフューズボックス。 もう少し大きいサイズのものが左側に写っています。 今当たっている光はモデリングライトといって、影の状態を見るための暗い照明です。 本番時には、大光量ストロボが発光します。 今、色々な種類が売られているミニスタジオやライトボックスは、こうした面光源を手軽に作るには最適な道具です。 これさえ設置すれば、アヴェイラブルライトでも何とかなってしまいます。 私の場合は、キーライトに100W相当の電球型蛍光灯を使っています。 ライトボックスの上に見えるZライトの中に入っています。 タッチライトとして、60W相当の蛍光灯をサイドから当てています。 シズル感を作るため、といえば聞こえがいいのですが、霧吹きかけるのも省略している今回の場合は、あまり効いていません。 3枚目の写真では、写真に入るように近づけていますが、普段はこんなに近づけません。 この距離から当てるなら、30W相当の蛍光灯にするか、パラフィン紙2枚くらい重ねないと当たりがきつくなり、ライトボックスの価値がなくなります。 サクランボのような丸くてツルツルの物体というのは、とにかく写り込みが激しいので、撮るのが難しいです。 今までの経験で一番往生こいたのは、七宝焼の壺でした。 愛知県七宝町から依頼を受け、七宝焼PR映画を撮ったのですが、とにかく壺ばっかり出てくる。 陶磁器なら、皿、鉢、徳利など形のバリエーションが多いのですが、七宝焼というのは圧倒的に壺の占める量が多い工芸品です。 七宝焼の壺というのは、もう照明さん泣かせの最たるもので、普通に撮ると、ライトが全部写り込むんです。 そのため、業界には壺撮りの秘術が伝承されています。 要するに、壺のまわりを乳白色のビニールシートで覆ってしまうわけです。 このタイプのライトボックスの巨大版です。 レンズの先だけをビニールシートに開けた穴に突っ込んで撮影します。 鏡面仕上げの壺の場合は、シートの継ぎ目まで写ってしまうため、いかに誤魔化すかがテクニックとされていました。 当時は、こうした道具は市販されていませんから、現場でいちいちライトスタンドやビニールシートをテープで留めて作りました。 時間もかかったし、よく壊れました。 それを思うと、今は本当にいい時代になりました。 小物用であれば、3000円で買えるのですから。 ミニスタジオ、ブツ撮りが多い人にはお勧めのアイテムです。
by xylocopal2
| 2006-06-24 23:55
| Favorites
Copyright © 2004-2010 Xylocopal All Rights Reserved
|
by Xylocopal "Photo Gallery"はこちらにあります。 猫写真は"Cimarron & Crola" / "Dancing Cat Norimaki's Website"にあります。 機材ネタは "Hardware Index"に一覧があります。
カテゴリ
Sky Cats Square Format Monochrome Rusty Scene Seasons Scenery of the City Old Buildings Light and Shadow Flowers & Plants Animals & Birds Snap Favorites Portrait Montage Hardware Hardware Index Software LINKS
最新のトラックバック
以前の記事
2015年 06月 2015年 05月 2013年 04月 2010年 07月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 お気に入りブログ
NEKO PHOTO 猫と6ペンス ぽげろぐ Hawaiian Br... +photo のらねこ。 (野良にゃ... R&M Some Night &... チリン♪草 人を撮ろう Roc写真箱 ゴマグリモナカ inside out 魔王の独り言 ~MAOU... 僧索記なる、はるのよしなしごと 日々GILIGILI Black Face S... Fragment Nob's Favour... Fleurs ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
その他のジャンル
|
ファン申請 |
||