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2006年 06月 01日 FUJIFILM FinePix F11 の白飛び対策



Canon EOS 30D / Tamron SP AF90mm F2.8 Di Macro
ISO100, Av, F8.0, 1/4sec.,WB:Manual


コンパクトデジカメをリプレースしました。
今まで使っていた、2001年12月発売の300万画素機、Canon PowerShot S30が5年目を迎え、だいぶくたびれてきたためです。
リプレースしたカメラは、FUJIFILM FinePix F11というものです。
ISO400常用可能、ISO1600まで増感可能という高感度に特化したカメラです。
FinePix F30という新製品が出たため、FinePix F11は今叩き売り状態になっているようです。
もちろん、私も安く手に入れました。

このカメラ、たしかに暗所には強いです。
デジタル一眼レフほどではないにせよ、コンパクトデジカメとしては異例にノイズが少ないので、ISO400までは躊躇せずに増感できます。
暗所でも高速シャッターが切れるため、手ブレに強く、なかなか人気を集めたようです。

使ってみて思ったのは、少々白飛びが多いな、ということでした。
フジフィルムが誇るCCDハニカムのダイナミックレンジが狭いというよりは、単純にプログラム線図が露出オーバー気味に振ってあるんじゃないか?というような印象でした。
一絞りオーバーとまでは行かなくても、半絞りくらいはオーバーじゃないかと。

コンパクトデジカメでは、明るい画像の方が好まれますから、ありえる話です。
暗く沈んだナチュラルなトーンよりも、少しぐらい白飛びしていても、メリハリのある画像の方が液晶上での印象が良く、よく売れると聞きますから。
とりあえず、どれぐらいオーバーか調べてみることにしました。



Canon EOS 30D, ISO100, Av, F8.0, 1/250sec.,WB:Auto



晴天日向、ISO100での撮影です。
撮ったカメラは、EOS 30D。中央重点平均測光、絞り優先AEです。
体感露出では、F8、1/250sec.といったところですが、入射光式露出計でもまさしく同じ数値が出ています。
体感露出ってのは案外当たるんです。
わずかにサブスケールが振れていますから、厳密には、F8+1/5、1/250sec.ぐらい、あるいは、F8、1/275-300sec.ぐらいでしょうか。

露出計の隣にあるのは、フジフィルムからタダでもらった携帯用標準露出板です。
RGB三色と18%グレーが印刷されています。
18%グレーというのは、こんな色です。
黄色人種の肌色よりは濃い色です。
よく人肌が18%グレーの反射率に相当する、という話を聞きますが、ありゃ嘘ですよ。

被写体すべてが18%グレーであれば、入射光式露出計と、反射光式露出計の値が揃うことになっています。
反射光式露出計というのは、カメラに付いている露出計のことです。
反射光式露出計は、被写体が18%グレーの反射率を持つと仮定して露出を測る仕組みになっています。
簡単に言えば、白でも黒でも、18%グレーの明るさにしようとするのがカメラのAEなのです。
白猫を撮っても黒猫を撮ってもグレーの猫、つまりロシアンブルーになってしまう、というのが自動露出の基本です。

それでは、さすがに具合が悪いので、露出補正という機能があるわけです。
18%グレーより明るいもの、たとえば雪や白い花などではプラス補正、18%グレーより暗いもの、たとえば黒板塀などではマイナス補正をすると、白は白、黒は黒として描写されます。
露出補正しないと、雪だろうが黒板塀だろうが18%グレーの明るさにになってしまいます。

上の例では、入射光式露出計と反射光式露出計の値が揃っています。
こういう場合は露出補正プラスマイナスゼロでOKです。
上の写真、どこで測るか、どこで撮るか、けっこう悩みました。^^
写っている露出計の値と、カメラ側の実測値があまりにもかけ離れていると理解しにくいので。
露出補正ゼロの場所って難しいんですよ。

ヒストグラムを見ると、白飛びする寸前ギリギリの露出であることが分かります。
写真では露出計の受光部光球のハイエストライトのあたりです。
これより、0.3EVプラス補正すると、確実に飛びます。
その場合は液晶再生画像で、オーバー部分が点滅するので分かりますが。
いずれにしても、EOS 30Dの露出計はかなり正確ですね。
ハイエストライトも飛びにくいようです。



FUJIFILM FinePix F11, ISO100, Av, F8.0, 1/148sec.,WB:Auto



同一条件で、FinePix F11による撮影。
EOS30D同様、中央重点平均測光(アベレージ測光)で測っています。
中央重点平均測光は原始的な測光モードですが、露出補正をするときは、ヘタにインテリジェントな測光モードでない方が、リニアな結果となるため補正しやすいです。

写真ですが、露出計光球部分が白飛びしています。
ヒストグラムを見ても、右端が切り落とされたようになっていますから、白飛びしていることが分かります。
露出は、F8、1/148sec.。
1/250sec.が標準露出ですから、一段近くオーバーですね。
数回計り直しましたが、1/200sec.より速くなることはなかったです。
平均して、1/150sec.ぐらいです。
そりゃあ、オーバーになるはずです。一段オーバーで、1/125sec.ですから。
ということは、-2/3EVアンダーにすれば標準露出になるはずです。



FUJIFILM FinePix F11, ISO100, Av -0.7EV, F8.0, 1/264sec.,WB:Auto



-2/3EV露出補正して撮ってみました。
シャッタースピードは、1/264sec.となかなか良いところにはまっています。
わずかに白飛びしていますが、おそらく適正露出は、1/300sec.に近いあたりと思われます。
EOS30Dのイメージセンサーの方が高輝度で粘る、ということになりますが、これは仕方がないことです。
いかにハニカムといえど、1/1.7inch CCDですから。
なにはともあれ、FinePix F11は、-2/3EV露出補正して使った方が、私の場合は良さそうです。
基準値が-2/3EVですから、黒板塀を撮るときは-1.3~1.7EVぐらいでしょうか。
白い花の場合は、±0EVぐらいですね。




FinePix F11のオートホワイトバランスですが、少々赤かぶりしています。
せっかく18%グレーが写っているのだから、ということで、Photoshopのグレースポイトでなおしてみました。
一瞬でニュートラルになりますね。当たり前か。
この写真は教材に使えます。^^




FUJIFILM FinePix F11 / FUJINON ZOOM 8-24mm F2.8-5.0
ISO200 (Auto), Program Auto -0.7EV, F2.8, 1/171sec., WB:Auto


FinePix F11の実写サンプルです。
名古屋御器所の中華料理屋・盛華の特辛ラーメン。570円なり。
台湾ラーメンの上位バージョンです。ビジュアル悪いです。
オレンジ色の物体は超強力豆板醤。発酵させた唐辛子味噌です。

これは大変な危険物です。
暴力的な辛さです。
辛い物が大好きで、少々の激辛食品には見向きもしない私が死にそうな体験をしたラーメンです。
赤唐辛子の辛味成分であるカプサイシンは、味覚ではなく痛覚に直接作用するといいますが、このラーメンを食べて実感できました。
辛いのでも熱いのでもなく、痛い。
ただひたすらに痛い。

軽く、50000スコービルユニットはあるのではないでしょうか。
スコービルユニットというのは辛さの単位です。
詳しくは下記を参照してください。

 Xylocopal's Weblog : 赤唐辛子1600万スコーヴィル!!
  http://xylocopal.exblog.jp/2416242/

食べてから10時間経つというのに、未だに胃袋がしくしくと痛み、極端なガニマタでしか歩けない、と書けば、どれほどのものか分かるかと思います。^^
くれぐれも、チャレンジしないでください。
劇物です。CoCo壱番屋の10辛カレーどころではない辛さです。
こんな恐ろしい食品は、ここ10年ぐらい食べたことがないです。



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エキサイトブログユーザの皆さん、こんなのが出てましたよ。

 エキサイトブログ向上委員会 : エキサイトネームカードを登録すると画像容量が最大1Gになります
  http://blog.excite.co.jp/staff/3673858/



そういや、ネームカード作ったよな、と思いつつ、残量確認したら、1GBになってました。
このPhotologの画像は、レンタルサーバに上げてあるので今さら関係ないんですが。
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by xylocopal2 | 2006-06-01 11:11 | Hardware
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