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2006年 04月 23日 爆速カードリーダ Owltech FA405MX



カードリーダを換えました。
Owltech FA405MXというものです。
名古屋大須の九十九電機で1580円でした。
TSUKUMO ネットショップでも同じ価格で売られています。

安くなったものです。
一昔前、SCSI接続のカードリーダは2万円はしましたから。
それだけ、デジカメが一般的になったということだと思います。

今まで使っていたのは、Xylocopal's Photolog 2006/01/08 Card Reader MITSUMI FA405Bに書いた、MITSUMI FA405Bというものです。
今回の製品も、Owltech扱いですが、おそらくは、MITSUMI製と思われます。
生産地は、Made in Taiwan R.O.C.で、FA405Bと同じです。
MITSUMIのドライブには、FDD、CD-ROM Driveなど、さんざんお世話になっていますから、何となく安心感があります。

今回、このカードリーダに換えたのは、I-O DATA USB2-W12RWというカードリーダと同じコントローラチップを使っているという情報を某所の掲示板で得たからです。
I-O DATA USB2-W12RWというのは、パッケージに「速」というロゴが描かれた、現在、USB2.0接続では最速といわれるカードリーダです。
悲しいかな、アイオーデータはこの製品の3.5inchベイ内蔵タイプのものをなかなか作ってくれません。
そんなおりに、このカードリーダの情報を得たのです。

カードリーダの読み書き速度というものは、同一インターフェース(USB、SCSI etc.)であれば、コントローラチップに依存します。
そのため、このFA405MXは3.5inchベイ内蔵型としては爆速である可能性が非常に高いのです。
これは買わない手はない。^^

さっそく換装し、ベンチマーク取ってみましたが、噂どおりの爆速でした。
換装前と後に測ったベンチマークテストの比較を下に書いておきます。
上2台は、以前使っていたカードリーダの結果です。

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SanDisk Ultra II 1GB at HDBENCH ver.3.30

MELCO MCR-FSB (Ultra Wide SCSI)
 Read: 1300KB/sec.
 Write: 1273KB/sec.

MITSUMI FA405B (USB2.0)
 Read: 6073KB/sec.
 Write: 5605KB/sec.

Owltech FA405MX (USB2.0)
 Read: 11695KB/sec.
 Write: 8911KB/sec.
-----------------------------------------------

FA405Bに比べ、ほぼ倍速です。
去年まで使っていた、MELCO MCR-FSBの8倍速です。
実際の使用感もこのデータどおりで、CF>>PCコピーの時間が半分ぐらいになりました。
手持ちのCFの読み書き速度を測ってみました。




左下から右上に行くにしたがって新しい製品となっています。
容量に違いがありますが、いずれも、1万円台前半で購入しています。
このあたりの価格にならないと、どれほど高速大容量でも買う気にならないです。

左下のSanDisk48MBは、1997年のもの。
他にも20MBや16MBが何枚かあります。
この時代は、48MBでも大容量とされ、こんなゴミのような容量でも軽く1万円を超えていました。

速度を測ってみました。
新しい順です。

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SanDisk Ultra II 2GB /2006
 Read:11536KB/sec.
 Write:9649KB/sec.

SanDisk Ultra II 1GB /2005
 Read:11695KB/sec.
 Write:8911KB/sec.

SanDisk 512MB /2004
 Read:10916KB/sec.
 Write:3033KB/sec.

LexarMedia 512MB 12x /2003
 Read:5746KB/sec.
 Write:4833KB/sec.

Kodak 64MB (LexarMedia OEM) /2000
 Read:4944KB/sec.
 Write:1055KB/sec.

SanDisk 48MB /1997
 Read:1677KB/sec.
 Write:500KB/sec.
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SanDisk Ultra IIは、公称60倍速の中速CFですが、実測値は80倍速相当出ています。
1GBも2GBもほぼ同じ速度、誤差範囲内の違いしかありません。
SanDiskのウェブサイトでは、Read:10MB/sec.、Write:9MB/sec.を謳っていますが、そのものずばりの速度が出ています。
そのものずばりの速度が出ないカードリーダから乗り替えると、Ultra IIでも充分に高速です。

SanDisk無印512MBは、読み込みは充分な速度が出ています。
ただし、書き込みは遅いです。
最近のCFに比べて、1/3倍速です。
連写を多用する人にはまったく向いていません。

Lexar Mediaの12倍速512MBは、読み込みは遅いですが、書き込みは30倍速程度出ています。
Canon製デジタル一眼レフと相性の悪いレキサーメディアCFですが、この時代の低速CFでは何の問題も出たことはありません。
今後も予備として使っていくと思います。

64MBと48MBは、無事故無違反で製品寿命を全うしていますから、もう遅かろうが何だろうが、何も文句はありません。
2000年以前には、CFに速度を求めるという考え方が存在しませんでした。

このカードリーダ、カタログスペックどおりの速度が出ますから、120/133倍速を謳う高速CF、SanDisk Extreme IIIあたりを使うと、おそらく20MB/sec.程度の速度が出ると思われます。
まだ、高いですから買わないですが、恐ろしい速度です。
1GBのCFを50秒でコピーしてしまうのですから。
1580円のカードリーダでこれだけの速度が出るというのは、古くからフラッシュメモリを使ってきた者にとっては感慨ひとしおです。
1993年頃、5MBのSanDisk PCMCIA ATA FLASHをえっちらおっちら使っていたのとはえらい違いです。
by xylocopal2 | 2006-04-23 20:43 | Hardware
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