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2005年 05月 16日 ツタの家



Motomiya-cho 3, Showa-ku, Nagoya
Canon EOS 10D / SIGMA 18-125mm F3.5-5.6 DC
ISO200, F5.6, 1/90sec., W/B:Auto


"ぽげろぐ 牛窓・古い町並み~その4"にTB
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近所にある廃屋です。
名古屋市内ですが、このあたりはドーナツ化現象のため、若い人はどんどん郊外に出て行ってしまいました。
残っているのは老人世帯ばかりです。
家の手入れをしていた老人が亡くなると、こういうことになります。






Motomiya-cho 3, Showa-ku, Nagoya
Canon EOS 10D / SIGMA 18-125mm F3.5-5.6 DC
ISO200, F9.5, 1/350sec., W/B:Auto


おじさんはこういう光景を見るのが好きだし、フォトジェニックだと思うので、写真のモチーフとしてよく撮りますが、近所の評判はよくありません。
いわく、都市景観を損ねると。

崩壊寸前まで行くと、近所の人が騒ぎ出します。
いわく、危険ではないかと。






Motomiya-cho 3, Showa-ku, Nagoya
Canon EOS 10D / SIGMA 18-125mm F3.5-5.6 DC
ISO200, F5.6, 1/90sec., W/B:Auto


こうした家の住人に子供や孫がいれば、取り壊しということになります。
おじさん夫婦が結婚して最初に住んだ10坪の家も、老朽化が進み、近所から苦情が出たため、昨年やむなく取り壊し~撤去を行いました。
たった、10坪の家ですが、相当の費用がかかりました。
新車が1台買える金額です。
子供や孫のいない世帯、費用を捻出できない世帯では放置が続きます。

このあたりは一般家屋ばかりで歴史も由緒も何もありませんが、名古屋でいえば有松、白壁町などの古い街並が残る地区では、もう少し大変なようです。
景観保護条例のようなものがある地区では、自治体からスズメの涙程度の補助金が出ると聞きますが、保守維持費はそれ以上かかるらしいです。
古い建築物を守り続け、景観保持を保ち続けるということは、なかなか面倒なことです。
石造りの建物が多いヨーロッパなどでは、建物自体の耐久年数が異なるので、一概に比較はできないようですが。
by xylocopal2 | 2005-05-16 11:14 | Rusty Scene
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