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2009年 04月 23日 レチナでポートレート










KODAK Retina Type 117 (1934)
Schneider Kreuznach Xenar 50mm F3.5
National PE-320S (#1, #2)
Konica Minolta Centuria Super 100
EPSON GT-X750


手持ちのコニミノ・センチュリアスーパーが残り1本となったので、写真友達のポートレートを撮ってみました。
使ったカメラは、コダック・レチナ117型。
1934年製造のドイツ製蛇腹式折り畳みカメラです。
製造後75年を経ているにも関わらず、今なお普通に写真が撮れるというのは全く驚異というしかありません。





このカメラは、パトローネ式35mmフィルムを使うものとしては最初のものになります。
映画用35mmフィルムをスチル写真に転用することは、すでにバルナックライカによって実現されていました。
しかし、フィルム装填/交換はなかなか面倒なものでした。
暗室などで、100feet巻のフィルム缶から、あらかじめ36コマ分のフィルムを切り出し、カメラやマガジンに装填しておく必要があったのです。

この作業を簡単にすれば、もっとフィルムが売れる!と考えたコダックは、パトローネ式フィルムを開発しました。
パトローネ式フィルムとは、現在もっとも一般的な、金属ケースに入った35mmフィルムのことです。
購入後すぐに使え、屋外でも簡単に交換できる利点があります。
コダックはパトローネ式フィルムを一般写真愛好家に普及させるために、拡販戦略用カメラとしてRetina 117を作りました。
1934年、昭和9年のことです。
Retina 117は歴代レチナの初号機であるばかりでなく、すべてのパトローネ式35mmカメラの御先祖様、ということになります。

フルメカニカル、AE/AFなし、二重撮影防止機構なし、セルフコッキングなし、ピント目測、という恐ろしく原始的なカメラでありながら、写真を撮る、ということに関しては今なお実用品です。
写真を撮るためには、色々面倒な儀式が必要なカメラですが、写真撮影の原点を体感でき、とても楽しいカメラです。
このカメラを使っていると、カメラの歴史とは万人に使いやすくするための歴史であった、とつくづく思います。
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by xylocopal2 | 2009-04-23 23:25 | Hardware
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